ヒアリングだけで技術力を測る限界。ミスマッチを事前に防ぐためのツール
元々技術力を測る拠り所は、候補者との会話だけ。職務経歴書をベースに技術的な質問を用意して、面接の場でヒアリングしていた形です。
ただ、それだと同じ基準で評価することができなくて、ミスマッチが起きやすい状況でした。
今後事業を拡大していくにあたり、候補者の技術力をしっかりした評価軸で正しく判断し、ミスマッチを事前に防いだ状態でご活躍いただきたいという思いから、試験ツールを探し始めました。良心的な価格設定で候補に挙がったのがHireRooです。
ツールの導入自体はじめてだったので、試しにHireRooを使って社内プログラミングコンテストを行うことになり、自分も受けてみました。

以前の職場でも社内でコーディングテストを実施したことがあったのですが、簡単な問題であっても、それぞれのスキルレベルがハッキリ露呈したんです。その経験から元々テストの重要性は感じていて。テストを受けた感触も良かったですし、導入時のサポートも丁寧な印象を受けたので、採用活動への導入を決めました。
“問題×時間”で、候補者一人ひとりに合った試験を作れる
導入後は、書類選考のあと、一次面接の前に試験を実施しています。テスト結果だけで判断することはしていなくて、スキルの把握と、次の面接で質問する材料を得るのが目的です。

試験作成においては基本的に実務ベースで考えて問題を選んでいます。それぞれレイヤーも職能も違うので、「この人にはこんな働き方をしてほしい」という考えから確認すべきスキル要件を絞って……という流れです。
システム開発への理解度はマストで見たいので、とくに「Twitterのタイムラインを設計する」などのシステムデザイン形式の問題はよく使っています。
あと、問題だけでなく試験の制限時間も選べるのが嬉しいですね。同じ問題でもスキルが高そうな方には短い時間で設定したりして、問題×時間の組み合わせで候補者ごとにカスタマイズしています。

プレイバックで浮き彫りになる本当のコーディング力
面接時の深掘りポイントを絞る上では、プレイバック機能は非常に有用です。解答の過程を動画で再生できるので、何か気になるところがあれば、どんな流れでその判断に至ったのかを確認できます。
たとえば、コーディングの順序。理解している人なら一発でスラスラ書きますが、そうでないと、最初にただ動くだけの、バグがある状態で書いてから修正していたり、途中でどこかから持ってきたコードを貼り付けていたり……。結果を見るだけではわからなかった、本当のコーディング力が浮き彫りになりますね。

選択問題でも動画を確認します。すぐに答えている問題もあれば、少し時間をかけている問題もある。どの箇所で迷っているかがわかるので、苦手領域を把握できるんです。
こうした情報を用いることで、面接の限られた時間のなかでも候補者について掘り下げやすくなりました。
高まった見極め精度。さらに試験導入により企業イメージアップも
HireRoo導入により、候補者を見極める精度が格段に高くなりました。経歴書や技術ヒアリングの行間が見える化された感覚です。迷ったときもテスト結果を確認できますし、ひとつの判断軸を得られたのは非常に大きいメリットですね。
やはり良いチームを作ろうと思ったら、求めるスキルを持つ人材かどうか正しく見抜かなくてはいけない。実際に選考を通じて「良いな」と感じる人は、テスト結果も高得点ということが多いです。今後、組織の開発力向上に直接的に寄与することを期待しています。
また、そういうレベルの高い方だと、採用にコーディング試験があること自体に好印象を持っていただけます。自分がさらに成長できる環境だ、と思ってもらえるひとつの要素になっているのは思わぬ利点でした。

いまは私がリーダーをしているチームで利用しているのですが、今後は社内で活用を広げていきたいですね。さまざまな問題で組み合わせできるので、職能やポジション特化ではなく、QMO※といった横断的なスキルが必要な場合にも使えるんじゃないかなと。活用の幅はまだまだ広がりそうです。
※QMO(Quality Management Officer)…組織のプロジェクト管理において、品質管理に特化した役割を担う役職のこと。
