2019年入社。Web開発部門マネージャーとして、サービス開発・運用からメンバー育成までを担う。立ち食いそば好き。
Retty株式会社
実名型グルメプラットフォーム『Retty』の開発・運営を手掛ける。2011年のサービス開始以降、実名制による信頼度の高さからユーザー数を伸ばし、2018年には月間利用者数4,000万人を突破。「食を通じて世界中の人々をHappyに。」というビジョンを掲げ、顧客と飲食店をつなぐ役割を果たしている。従業員131名(2020年9月時点)のうちエンジニア在籍数は40名ほど。
インターネット関連
10~50人
『HireRoo(ハイヤールー)』の導入を考えたきっかけは、毎年実施しているサマーインターンです。
今までは参加者1~2名だったのを、今年は10名ほどに増やし、個人課題ではなくチームへの課題提示でやることにしたんですよ。課題も実際に弊社サービスで使われる機能をゼロから作ってもらうという、難易度の高いものに。
人数が増えたうえ、全員にある程度の実装レベルを持った学生が欲しいとなると、どうしてもスクリーニングが必要になります。そこで、サマーインターンの採用にもコーディング試験の導入を検討し始めました。
これまでも新卒・中途採用でコーディング試験自体は実施していましたが、短期間で大人数から選ぶという試みははじめてで。従来のコーディング試験ツールでは間に合わないなというときにHireRooを知りました。
導入の決め手は、柔軟性です。検討にあたって、事前に「こういうことがやりたい」という相談をさせてもらいましたが、その場でいろいろと提案していただけて。私たちの要望に寄り添って、柔軟に対応(※)してくれるとわかり、導入に至りました。
※個別のカスタマイズ対応ではなく、必要な機能開発を順次落とし込んだ形となります。
最初の問い合わせから選考まで、インターンの設計含め準備期間は1カ月ほど。
導入を決めてからも、機能面やテスト実施に向けたヒアリングを2週間に1回くらい行ってもらいました。その辺りのサポートが手厚くて心強かったですし、何より機能アップデートの速さには驚きましたね。
たとえば、問題内容は候補者ごとに都度設定する仕様だったのですが、私たちは同じ問題を複数人分用意するため、いちいち設定するのは少し手間に感じていたんです。そういう話をしたすぐあとに、一度作成した問題群をテンプレートとして保存できるような機能がリリースされていまして。
こういう需要がある、とわかったら即座に対応してサービスを進化させているので感心しました。
採点機能も充実していましたね。コーディングは問題が解ければいいというわけではなく、コードの読みやすさや書き方、スピード感なども重要です。そうした包括的な評価をするうえで、エンジニア採用のニーズを捉えたHireRooの機能には助けられました。
自動採点機能では解答の正誤、動作確認といった最低限の評価が既にされているのでコストカットになりますし、コーディング過程を再生できるプレイバック機能も、候補者の時間配分や解き方の評価に役立ちます。
細かいですが、候補者が試験を提出すると自動で通知がくるSlack連携機能もありがたくて。これまでは候補者から人事に提出、人事から私たちに連絡が来てそこから採点、というフローだったのですが、直接私たちに通知がくるので、人事分がコストカットに。
こうした機能を併せて活用したことで、人数が多くてもすばやく正確な評価をしやすくなったと思っています。
あと、選考の最中、他社の選考で同じ問題に取り組んだ人がどれくらい解けているかわかると良いなと言っていたのですが、それも現在はリリースされているみたいです。
やはりこうした改善が頻繁に、現在進行形で行われているのは評価できる点ですね。今後もどんどんブラッシュアップされていくと思います。
結果として30名以上にコーディング試験を実施し、インターンに参加したのは8名。
試験導入によって、事前に学生のコーディング実装力を担保できたという点は、選考をスムーズに進められたひとつの要因だったと思います。また、こちら側が求めたスキル要件と、参加した学生のスキルに差がなかったので、学生自身が感じるインターン満足度も高く、効果は期待以上でしたね。
コーディング試験をゼロから導入する、という企業さんにはぜひHireRooを検討してもらいたいです。とくに今回のようなインターンや技術イベントなど、短期間で多くの人にコーディング試験を実施したいという場合はマッチすると思います。場面に応じたあらゆる提案をしてくれますし、既に痒い所に手が届くような機能をたくさん持っていますから。
また、私たちは利用しなかったのですが、アーキテクチャやWebアプリケーション実装など、エンジニアの知識や設計力を測る問題もあるそうで。エンジニア採用の守備範囲が広いHireRooを、会社が持つ選考のプラットフォームとして活用するのもいいですね。