入社後のミスマッチ。エンジニア採用の課題が浮き彫りに
コーディングテストの導入を考えるようになったのは、エンジニア採用の見直しを図るタイミングでした。
これまでのエンジニア採用ではコーディングテストを取り入れておらず、おもに書類と面接での選考。技術スキルは面接のなかで確認していました。
ただ、面接を担当するエンジニアリングマネージャーは何名かいるので、どうしても人によって判断にブレが生じてしまいます。そうすると、入社後に期待していたスキルとは差があると発覚し、いわゆるミスマッチが起きることもありました。そこで想定外の教育コストがかかることも……。
こうした課題について、メンバーから「採用フローの見直しを行ったほうがいいのでは」という意見が出まして、まずは基本スキルの判断が確実にできるコーディングテストを実施することにしたのです。
とはいえ、自分たちでテストを作成するのはかなりコストがかかりますし、継続的に実施していくとなると簡単には手を出せません。作成方法に悩んでいたとき、メンバーから紹介されたのが『HireRoo(ハイヤールー)』でした。
豊富な採点機能により、面接官の負担が大きく軽減
導入後もっとも役に立ったのは、やはり定量評価機能です。
テストの正誤は自動採点してくれるのですが、私たちは70点以上を基準としていました。こうして基本スキルの判断に定量的な基準を設けられたのは大きかったです。しかも自動なのでスクリーニングは瞬時にできて、評価コストもかからない。

さらに、同じ問題を解答した人との比較や解答過程のプレイバック再生といった、より候補者を詳細に理解できる機能も備わっていて、とても役立ちました。これがあると、基本知識の有無だけでなく、平均以上のスキルを持つ人材を見つけることもできます。

これまではスキルを判断する手段が面接しかなかったので、面接官の負担が大きかったんです。
先ほどブレが生じると言いましたが、会話のなかで技術レベルを探るのは難しい部分があり、精神的な負荷もかかります。テスト結果としてスキルを可視化できたことで、評価がしやすくなり、面接官同士での認識合わせもできるようになりました。面接官は物理的にも精神的にも楽になっています。
また、使っていくなかで利点に感じたのは、Slack連携機能。候補者が解答を提出したタイミングなどで通知がくる機能です。
選考にあたっては、私たち開発と人事部の連携が必要不可欠。普段から社内で使っているSlackから通知がくることでお互いに確認しやすく、現状の選考フローを多数で把握できるので、タスクの抜け漏れ防止にも役立っています。
たとえば、次に進むか否かの判断にテスト結果が必要で、エンジニアの評価が漏れていた際、人事から声掛けしてもらうということもありました。人事との連携が強化でき、選考もよりスムーズになっています。

今後の期待としては、解答結果のアナリティクスがもっと充実するといいなと思います。テストの正答率ごとに内定受諾率や入社後の活躍度合いを割り出したり……。いまよりさらに細かい分析ができるとHireRooを活用できる幅が広がりそうです。
評価基準が明確に。組織改善の大きな一歩
現状では、中途採用で30名ほどにコーディングテストを実施し、4名が入社に至りました。
いちばんの効果は、基本スキルの評価基準が明確になり、期待値と実際のスキルとのミスマッチがなくなったこと。入社者からも「きちんと評価されていると感じられてよかった」という声があり、評価への信頼度も上がっています。
いまも採用見直しの動きは続いていて、次はHireRooで得られた評価をどう扱うのか固めていく段階。今回の導入で、基本スキルの担保という第一関門はクリアできたので、採用体制改善への大きな一歩だったと思います。
もちろん今後もHireRooを使い続けたいです。次は新卒採用に活用したいと考えているのですが、じつは担当者さんから、社内のエンジニアメンバーにテストを活用できる機能も実装予定だとお聞きしました。
候補者のテスト結果を見るとき、社内メンバーの結果を基準として参照できればより一層評価しやすくなりますし、入社後のスキルの伸び具合なども評価できそうです。今後の展開も楽しみにしています。
